イタリアンパセリの育て方(プランター編)

飲食店の定食などに添えられてくる、一般的に親しみのあるパセリ(モスカレードパセリ)とは別物で、風味や香りにクセがなく、葉が平ぺったくて、見た目がセロリのように見えます。栽培は初心者でも簡単に行えますが、種蒔きから発芽までは約6週間かかるため、今期が必要になります。苗を入手することもできますので、苗からの栽培の方が簡単でお勧めです。
栽培環境として、明るい日陰を好みます。自宅が明るいキッチンであれば、キッチンでも栽培が可能です。使いたいときにすぐに収穫できるメリットがあり、室内にグリーンがあると観賞用にもなりますので、一度チャレンジしてみてもいいですね。

イタリアンパセリ生育・スケジュール

発芽適温:13~18℃
生育適温:15~20℃
連作障害:あり
1~2年は間隔を空けましょう。

栽培に適した土とプランター

イタリアンパセリの栽培は難しいことはありません。標準サイズのプランターに野菜用培養土を使用するのが簡単で良いでしょう。
乾燥に弱く、しっかり水やりが必要になりますので、水はけが良くなるように、鉢底石をしっかり敷き詰めておきましょう。

栽培の流れ

1.苗選び

シャキッとしていて間延びしていないものを選びましょう。また、葉の色が悪くないか、病害虫の被害の跡がないかなどの確認もしっかりしましょう。

2.植え付け

株間を15㎝程あけ、植えつけます。イタリアンパセリは太い根が枝分かれしにくい性質(直根性)を持っているため、生長が進むにつれ植え替えが困難になってきます。なので、植え付けのタイミングが遅れないようにしましょう。
また、根が傷ついてしまうと生長が悪影響を及ぼしますので、根鉢を崩さないように植え付けしましょう。

3.水やり

イタリアンパセリは乾燥にとても弱い野菜です。土の表面が乾いてきたら水やりをするようにしましょう。プランターの排水口から水が勢いよく流れ出るくらいの水を与えます。排水がしっかりされないと、根腐れの原因になりますので、きちんと排水されているか確認しましょう。

4.追肥

成長期の春から秋には3~4か月に1回、標準サイズのプランター1つに対し、化成肥料を120g程追肥しましょう。冬場は追肥の必要はありません。
液肥の場合は、2週間に1回、水やりの代わりに行うと良いでしょう。
追肥の後、土寄せをし、株を安定させましょう。土が痩せてきたら増し土をするとよいでしょう。

5.間引き

イタリアンパセリは生長しすぎて混雑すると、蒸れやすく病気が発生する原因となってしまいます。なので、風通しが良くなるように定期的に茎葉を間引きしましょう。目安としては1株に葉が10枚程度をベストとし、なるべく外側の硬い葉から摘み取るようにしましょう。一緒に、黄色くなっている葉や、病害虫の被害にあった葉も摘み取りましょう。こうすることで、葉が硬くなってしまうのを防ぎ、長期間に渡り収穫を楽しむことができるようになります。

6.収穫

株が大きく育ち、草丈が約20㎝になったら、必要な分だけ株元を2~3㎝残しハサミで切り取って収穫します。

7.増やし方

イタリアンパセリは、採種法と挿し木法の2つの増やし方があります。
採種法は、栽培から2年目の夏になると茶色く熟してくるので、水やりを控えて乾燥させます。そうすると採種しやすくなります。採った種は紙袋に保存し、翌年の春に種蒔きすることで、栽培が可能です。
挿し木法では、葉っぱが数枚ついている枝を切り、水を入れた小瓶に差すだけです。切り口から根が伸びてきますので、ある程度伸びたら植え付けます。

8.病害虫

病気はうどんこ病や軟腐病などにかかりやすいです。葉の密度が高く、風通しが悪くなったり、日当たりが悪くなることが原因となりやすいjので、環境を整えるようにしましょう。
イタリアンパセリは香りが強いので比較的害虫には強いと言われていますが、アブラムシ・ナメクジ・ヨトウムシなどの被害にあう可能性があります。早期発見、早期駆除に努めましょう。