【夏コミケ/東方アレンジ】二人の演奏会 -鳥船遺跡からの帰り道-


「銀河鉄道の夜」のストーリーをなぞった秘封アレンジCDです。 宮沢賢治の銀河鉄道本編においてカンパネルラとジョバンニの二人が別れた後の話、カンパネルラが乗っている車両に秘封倶楽部の二人が乗客してきます。

今作では、ししまいブラザーズのししまい3号が「宇佐見蓮子」としてピアノパートを担当、DDBYのBizenは「マエリベリー・ハーン」としてベースパートを担当しました。それぞれのパートに対して意見を交換しあい、時に大幅に手を加えながら、より皆さまの心に響くものになるよう努めました。

物語

銀河鉄道に乗った宇佐見蓮子とマエリベリー・ハーン。演奏家の二人は列車内に演奏車両があることを知ります。
演奏車両にあった楽器はピアノとベースがそれぞれ一つずつ。ちょうど二人が得意としている楽器です。
早速二人は車掌にお願いして演奏車両の使用許可を取る事に。
?―え? 何のためにって? それは勿論、さっき見てきたばかりの「鳥船遺跡」を音楽で再現するためです。
静かな室内に響きはじめる二人の音色。時に激しく心震い、時に優しく暖かく。銀河鉄道の旅は今、始まったばかりです。

カンパネルラの日記より

彼と別れた私はそっと座席に腰を下ろしました。
車両の中には他に人もおらず、先程までわいわいと言い合っていた顔なじみも居ません。
しいんと静まりかえっていて少しばかりの肌寒さを感じます。
今列車はどのあたりを走っているのでしょうか。星ばかりの外の景色は、ぐるぐると同じ場所を廻っているかのような感覚を呼び起こすのです。
聞き慣れない駅でしばし止まったあと、ふと私の耳に届いてくいるものがありました。

「音楽? どこで…」

列車が動き出すのと同時、聞こえてきたのは車輪の音とは別のものでした。
彼も居なく、何をする当てもない私は自然と音のする方で向かっていました。

「演奏車両。ここからか」

長く乗っていたはずですが、そんな車両があるとは気付きませんでした。
そっと扉を開きますと、中には二人の少女がいました。
鍵盤と弦を弾いているところを見ますと、どうやら調整中のようです。
耳に馴染みのない音ではありましたが、それが余計に私の興味を駆り立ててきます。
これもひとつの思い出となるのでしょうか。彼への土産に、少女たちの演奏を語ってあげるのもいいかもしれません。
そして、二人の演奏会が始まります?―。

宇佐見蓮子のこだわり

今回のピアノで一番気を付けたのは、ベースときちんと会話が出来ていて、さらに、お互いが“楽しい!”と感じられるかどうかの二点です。楽器が二種類しかないわけですから、演奏技巧そのものはあまり豊かには出来ません。そこで、二人で織りなすグルーブ感、つまり楽しさのテンションをぶつけ合うコンセプトでアレンジを組みたてました。難しいことは考えず、聞いていて体が動き出してしまうような演奏になっていると思います。 ただ、これだけシンプルな楽器構成にも関わらず、お互いが個別に考えたアレンジは、まるで別次元と言えるくらい違った個性が出るのが改めて印象的でした。

マエリベリー・ハーンのこだわり

このCDに取り掛かるまでストレートなジャズデュオはあまり得意ではありませんでした。ですが、このままだましだましやっていてもしょうがないので思い切ってウォーキングベースの作り方を学びました(独学で)。教本として本は4,5冊購入しています。また作成にあたってYoutubeでデュオの動画を何十時間と見ました。理由としてCDの名盤より、実際に演奏しているライブハウスなどの空気感や音の対話なんかがより掴めると思ったためです。

クロスフェードデモ

“頒布終了”
二人の演奏会 -鳥船遺跡からの帰り道- の委託頒布は終了しました。

トラックリスト

01.衛星トリフネ /マエリベリー・ハーン
02.トロヤ群の密林 /宇佐見蓮子
03.デザイアドライブ /宇佐見蓮子
04.フェアリー冒険譚 /マエリベリー・ハーン
05.天鳥船神社 /マエリベリー・ハーン
06.夜空のユーフォーロマンス /宇佐見蓮子
07.ハルトマンの妖怪少女 /マエリベリー・ハーン
08.天鳥船神社の結界 /宇佐見蓮子
09.感情の摩天楼 ~ Cosmic Mind /マエリベリー・ハーン
10.宇宙に浮かぶ幻想郷 /宇佐見蓮子

CD情報

タイトル: 二人の演奏会 -鳥船遺跡からの帰り道-
頒布期間: 2012年8月11日
頒布価格: 1,000円(イベント会場)/1,470円(委託ショップ)

Music: 宇佐見蓮子/Upright Piano&編曲: ししまい3号、マエリベリー・ハーン/Acoustic Bass&編曲: Bizen
Word: カンパネルラ: 和泉 亮
Illustration: ゆぜゆきこ
Mastering: JeetSingh

“頒布終了”
二人の演奏会 -鳥船遺跡からの帰り道- の委託頒布は終了しました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加